僕だけがいない街

プロローグ
各話あらすじ
第一話
走馬灯
  • 脚本:岸本 卓
  • 絵コンテ・演出:伊藤智彦
  • 作画監督:佐々木啓悟
藤沼悟。29歳。
彼は自身が引き起こす特殊な現象「リバイバル」の結果、交通事故に遭ってしまう。
幸い軽傷で済んだものの、心配して来た母親の佐知子と同居することに。
二人で行ったスーパーの帰り道、リバイバルが再び悟に訪れる。
今度は何事もなく、無事帰宅する悟だったが、ふいに佐知子から「スーパー前で誘拐事件が未遂に終わった」という不穏な言葉を耳にする。
そしてバイト先から帰ってきた彼は、信じられない光景を目にするのだった。
帰宅した悟の前にあったのは、刺殺された母・佐知子の亡骸だった。
元テレビ局報道部に勤めていた彼女は、スーパーで未遂に終わった誘拐事件を独自に調査し、ある真相に辿り着いていたのだ。
それは18年前に北海道の街で起きた、児童誘拐殺人事件との繋がり…。
殺害された母を前にした悟は、現場を目撃されたことで容疑者として警察に囲まれる。
必死の思いで逃げ出した彼の前には、目を疑う風景が広がっていた。
そこは18年前。
かつて幼少時代を過ごした、昭和63年の北海道で―。

監督・伊藤智彦の「前回の僕街!」

人物相関図