僕だけがいない街

Vol.6 ケンヤの洞察力

悟のクラスメートで友人のケンヤ。小学5年生にしては、人並み外れた洞察力を持つ彼は、意味ありげな視線で悟を見守っていた。彼は、ある疑問を持ち続けていたのだ……。

悟の変化に気がついたケンヤ

悟の変化に気がついたケンヤ

第2話、リバイバルした直後の悟は、忘れた手袋を取りに行くために「アジト行かない?」と友人たちに提案。だが、「雪が降った後にアジトに行かない」ルールを提案したのは、実は18年前の悟自身だった。ケンヤはちぐはぐな悟の行動を冷静に観察していた。

ポーの「入れ替わった男」

ポーの「入れ替わった男」

第7話、昭和63年へと再びリバイバルを果たした直後の悟に、ケンヤは「先々週くらいに貸した本、読んだ?」と問いかける。その本、ポーの「入れ替わった男」は、悟にとってはオリジナルの子供時代の18年前に借りた本で、憶えている訳もない。ケンヤは「面白いからさ、帰ったら読んでみてよ」と微笑む…。

悟のリバイバルを見抜いていた?

悟のリバイバルを見抜いていた?

次の日、悟は本を無くしてしまったようだ、とケンヤに謝罪する。だがケンヤは「そんな本はないんだ」と語り、悟を教室の外に連れ出した。二人っきりの場所でケンヤは疑問を突きつける。「悟、お前は誰?」と――。その言葉が意味するところは……。

各話あらすじ