北海道児童連続殺人事件の真犯人。それは5年4組の担任教師、八代学だった。
彼は自らの犯罪計画を妨害する存在を察知して、悟への疑念を持っていた。そしてアイスホッケー部の試合当日に悟を罠にはめる事に成功する。
八代は、悟によって殺害計画を二度にわたり妨害された。 当初は雛月加代を標的としていた八代だったが、悟の行動により雛月はひとりぼっちではなくなり、さらに家庭内での虐待についても解決が図られてしまう。彼女を諦め、ターゲットを中西彩に変更した八代。だが、殺害計画を実行に移す日、悟が彼女を尾行していることに気付き直前で中止。ほどなくして中西彩は悟たちとアジトで過ごすこととなり、またも八代の計画は水泡に帰すこととなった。
悟への疑念を深めた八代は、それが偶然によるものかを確かめるために罠を仕掛けた。まず、クラスメイトから浮いていた美里に対し、アイスホッケー部の試合観戦を勧めた。さらにその情報をヒロミに伝え、悟がスケート場に来るのかを確認するべく待ち構えた。もし現われたならば、悟への疑念は“敵"であるという確信に変わるのだ…。
時間を見計らい、美里に下剤入りのドリンクを飲ませる八代。美里をトイレに誘導し、悟をおびき寄せる。さらに白鳥食品の弁当を注文しておくことで、白鳥のトラックがスケート場に現われるように準備した。それらを繋げることで、美里がトラックで連れ去られたのでは? という疑念を悟に生じさせたのだ。
トラックを追跡しようという悟を、事前に用意していた盗難車に導いた八代。予めシートベルトには外れないように細工をしてあった。そして八代は悟に、自分の正体を語りはじめた。彼が運転する車は人気のない河のほとりで停まり…。
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第十話を視聴された後にご覧ください。