北海道小学生連続誘拐殺人事件を追い続けていたルポライターの澤田。第6話で彼が悟に見せた調査資料の中には「容疑者リスト」というファイルがあった。この中には、真犯人の名前が記されている…?
悟が見た連続誘拐殺人事件の容疑者リスト最終版。警察はヒロミが女児に間違えられて殺されたとの見立てに基づき、彼が男児であると知らない、面識が無い人物に捜査を絞っていた。そのため、この最終版では容疑者が相当数減っており、白鳥潤(ユウキさん)とその父を含む5人のみの名前が掲載されていた。
ユウキさんが容疑者となったのは、雛月に声を掛けていたという目撃証言があったためだ。父親想いの彼は、事件当初に自分の父が犯人かもしれないとの疑いを持ってしまった。父を庇うためにアリバイや物証に関して黙秘を続けたことが彼に不利に働いたのでは…と澤田は考えた。
真犯人がヒロミを殺した理由は、容疑者リストから自らを除外するためだったのではないか。そう考えた悟は、ひとつ前の「前_容疑者リスト」にこそ真犯人の名前があると推測する。
愛梨が目撃した、ピザ屋に来ていた怪しい男・西園。だが、そんな男の名は「前_容疑者リスト」に存在しない。西園は無関係なのか、それとも悟の容疑者リストについての推理が間違っていたのだろうか?真相は…?