昭和63年3月、雛月の失踪を防げなかったことで18年の時を跨いだリバイバルは終わりを告げる。戻った2006年では、警察に追われる悟に愛梨が救いの手を差し伸べた。悟は母の死の直前に買っていた本「ニッポン昭和の重大事件史」の記述が一部、リバイバル前とは異なっていることに気がついた。
悟の本来の子供時代では、雛月加代の失踪日は3月1日。翌日の誕生日を迎える前だったため、失踪時点での年齢は10才とされていた。
リバイバルでやり直した二回目の昭和63年、悟は3月1日をXデーと想定して行動を開始した。Xデーを乗り切り、無事誕生日を迎えた加代は11才になる。だが、その翌日3月3日に雛月は失踪した。
その6日後には二人目の中西彩も失踪し、事件は拡大の一途を辿る…。
第5話で愛梨の部屋にあった「ニッポン昭和の重大事件史」では、雛月の失踪日の記述が3月1日から3月3日に変わっていた。リバイバル中に悟が起こした変化が、確かに反映されている。
悟は考える、「もう一度、あっちに行けたら…」。