悟は、3月中の11歳の誕生日を迎える前に雛月が殺害されていたと把握していた。第3話における八代の情報から、彼女の誕生日が3月2日であったことが分かり、Xデーは3月1日であることが判明した。雛月を悲劇から救うため、彼女との心の距離を縮めつつ、一緒にいる時間を多くしていく悟だったが……。
土曜日に行われる母親の暴行から雛月を引き離そうとする悟。そのために彼は雛月を科学センターへのデートに誘おうとする。彼女の母親を説得しようと試みるも、DVに関わる言葉を口にしてしまい一触即発の事態に。だが佐知子の助け舟によって、なんとか約束を取り付けることができた。
土曜日、二人で訪れた科学センターで、悟は奇妙なデジャ・ヴを感じる。18年前にも、同じ場所で同じ会話をしている…?リバイバル前と同じ時のレールに乗っているのではという懸念が、悟の不安を駆り立てる。
3月1日のXデー当日、悟は雛月と一緒に登下校する。帰宅途中、児童館に寄り時間を潰すことで、彼女がひとりでいる時間をさらに短縮した。それでも不安が消えない彼は、深夜に雛月の家へ様子を見に行く。何かが起こった形跡はなく、そのままXデーは終わりを告げた……。
Xデーから一夜明けての朝、悟は早朝に雛月の家へと彼女を迎えに行き、彼女の無事を確かめる。一緒に二人の誕生日会を過ごした後、悟は雛月を自宅まで送り届けた。
Xデーにおける雛月の失踪は回避された。そう思えていた矢先に登校した悟は、雛月が遅刻していることに気がつく。それが意味するところは……。